七夕の可愛い飾り!子供と一緒に簡単な飾りを作ってみよう

七夕というと、夏の風物詩でもあり、織姫と彦星が一年に一度会う事ができるというロマンティックな行事でもあります。

クリスマスにはツリーやリースを飾りますが、七夕では笹を飾ります。
飾りは自分たちで好きなように作って飾るのですが、飾りには意味が込められているのをご存知でしょうか。
子供と一緒に折り紙で飾りをたくさん作ったら笹もにぎやかになり、思い出にも残ります。

折り紙を順番通りに折るのが難しくても、好きに切ったり貼ったりすることで簡単だけれど思いのこもった可愛らしい七夕の飾りが出来上がります。

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何気なく飾っていた七夕の飾りにも意味がある

夏になって暖かくなってくると、様々なお祭りがありますが、その中の一つに家で笹に飾りを作って楽しむことができるという七夕も一年の中の楽しいイベントの一つです。

七夕と言うと、別名は星祭とも言われ、すぐに思いつくのは一年に織姫と彦星が会える日で願い事を書いた短冊や可愛らしい飾りを笹に飾る五節句のうちの一つです。

七夕の起源は機織が上手だった織姫に糸や針を星に供えて、女性の仕事の一つであった手芸の腕が上達するようにとお願いをするのがそもそもの起源でした。
ですが、時代が進むにつれて願い事は手芸が主体だったものが、習い事の上達を願うようになり、次第にお願い事は何でも良いという風に変化してきて今の形になったと言われています。

笹を彩る飾りの意味

七夕の飾りを一度でも作った事のある方でしたら、大体どのような飾りを作るのかという事はご存知かと思いますが、その飾りの意味を考えながら作った事のある方はどれほどいらっしゃるでしょうか。

七夕の時期になると、みんなで楽しく作ったあの飾りには一つ一つ願いが込められているのです。

これを機にただ飾りを作るのではなく、飾りに込められた意味を考えながら昔の人たちがどのような生活を送ってきたのかという事にも目を向けてみてください。今年の七夕からは七夕の歴史や意味を感じながら楽しく可愛いイベントとして楽しんでみてはいかがでしょうか。

はさみを使って簡単!あみあみの七夕飾り

七夕の飾りと言うと、まずこれを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
細く折った折り紙に交互にはさみを入れてそっと開くと網のようになるという飾りです。

網状の飾りの意味

網状になる飾りにはいくつか種類があります。
細く折った折り紙に交互にはさみを入れて開くとできる網状の飾りは、七夕の象徴でもある【天の川】を表現しています。

折り紙を三角にどんどん半分に折っていって4回目になったらはみ出した部分を切り取り、天の川と同じように交互に細かくはさみを入れ中心から開くと丸い網のようになります。
これは【投網】と言って、豊漁を祈願して飾る飾りです。

投網とは逆に網を上の方に引っ張りながらカゴのような形にする飾りは【屑籠】と言い、物をちゃんと整理整頓して粗末にすることのないようにという願いを込めて飾る飾りなのです。

網状の飾りは作る時も楽しく、黙々とはさみを入れて大量に作ってしまいがちですが、そうして何となく作っていた飾りはちゃんとした意味があったのです。
生活が豊かになるように、物を大切にするという事を七夕の時にもお願いしながら心を込めて飾りを作ると良いでしょう。

折るのが難しくても折り紙を組み合わせれば簡単可愛い七夕飾り

七夕の飾りには、折り紙を多用しますが、飾りは折り紙を切って作るばかりではなく、折って飾りを作っても良いのです。

自分が知っている折り紙を七夕の飾りにしよう

折り紙は折り方によって様々な物を作る事ができますが、自分の知っているものを飾りとして使う事ができます。
【鶴】はちょっと折り方が複雑ですが、家族の長寿を願うという意味がありますから折れるのでしたら是非飾りたい折り紙の一つです。

折り紙を着物のように折って作る【紙衣】は女性の手芸の上達を願うもので、七夕の本来の目的となる飾りですから、是非笹につけて飾りたいものです。
紙衣は普通の折り紙で折っても可愛いですが、和風の柄の付いた千代紙を使うとより雰囲気が出ますのでオススメです。

折り紙がまだ折れない小さな子供向け

折り紙はどうしても複雑な折り方をする所が出てくるので小さなお子様ですとなかなか難しい部分があります。
そのような時には、楽しくスイカや花などの身近にある夏の風物詩をどんな形でも良いので一緒に作って飾りましょう。
形式よりも楽しむという事を大切にして子供と七夕の思い出を作る事が大切です。

七夕は星のお祭り、簡単な星の飾りの作り方

七夕は別名を星のお祭りと言われます。
いつも作る飾りに星をモチーフとした飾りをプラスしてみると見た目にもとても可愛くなります。

折り紙で作る簡単な星の作り方

可愛らしい星の飾りですが、七夕の飾りの星にもちゃんと意味はあります。
七夕の星は屑籠と同じように、物を大切にするという願いが込められています。

星を折り紙で作ろうと思うと色々な作り方がありますが、星は五角形がモチーフとなりますので小さなお子様はもちろん、大人でも難しく感じる折り方も多々あります。

お子様と一緒に星の可愛い飾りを作るのでしたら、【星つづり】という、星の形に整えた折り紙を繋げて作るものがオススメです。
折り紙を縦に4等分に切ったら、それを更に3分の1の幅に折り12個の折り目を付け、最終的に星のように形を整えたものをいくつか作り、針と糸でつなぎます。
文章で書くとちょっと複雑なように感じてしまいますがやり方さえ覚えると簡単に星を量産する事ができますからお子様と一緒に楽しみながら星の飾りを作ってみてください。

星はいくつ繋げてもよいのですが、バランスを考えながら色とりどりの星を作ってたくさん繋げると笹がにぎやかになります。

短冊は願い事によって色を変える

七夕の笹の飾りには意味があり、ここに紹介しきれなかった種類もたくさんあるのですが、七夕の笹と言えば欠かす事ができないのはお願い事を書いた短冊でしょう。

短冊の色

人がたくさん集まる場所には七夕の季節になると「ご自由にどうぞ」という一文と共にささと短冊が用意されており、行き交う人々が思い思いの願い事を書いている笹もあります。
人が書いた短冊を見ると、切実なものからくすっとくるものまで様々ですが、短冊は書き込む願い事によって色を変えるという風習もあるのです。

短冊の色は、七夕さまという童謡にも出てくるように色は五色あります。

日本で使われているのは以下の五色です。

【緑又は青】人間関係に関わる事
【赤】家族や先祖に関わる事や感謝の意
【黄】友人関係の事など信頼関係に関わる事
【白】正しい事、ルールをちゃんと守るという気持ち
【紫】勉強など、技術の向上を願う時

このように何気なく書き込む短冊の色には実は意味があります。
今年の七夕からは自分の願い事に合わせた短冊を用意して適した色にお願い事を書いてみてはいかがでしょうか。

七夕の飾りを作る時、特に子供と楽しむ時には複雑に考えるというよりも、心から楽しめるかどうかという事の方が大切かもしれません。
楽しく可愛い飾りを作ってより一層七夕というイベントを楽しんでください。