【座席の決め方】くじの作り方を工夫してコミュニケーションUP

人が集まって食事をしたり他愛のない話をする時に幹事が考えなくてはいけない事の一つに「座席の決め方」があります。
考えれば考えるほどどうしたらよいかわからなくなるのが席順ですが、職場などある程度コミュニケーションが取れているコミュニティの中でしたら、いつもあまり話さない人と話す事のチャンスが作れるくじを使ってランダムに席を決めるのも、良い方法ではないでしょうか。

幹事として座席を決める時のくじを作る時に注意した方が良い事や、みんなが盛り上がるくじの作り方をご紹介します。

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くじで座席を決める時に用意するもの

コミュニケーションを深めるための食事会などで、幹事を任されると頭を悩まされるのが座席の決め方です。
自由に座るようにするのが一番面倒くさくない方法ですが、くじで座席を決定するようにすれば意外な人の隣になって意外な人の輪ができるので新しい親睦の輪が生まれます。

くじで座席の抽選をする時に用意したいもの

くじをしたことのない人は少ないかと思います。
手頃な紙を手のひらくらいのサイズに切って番号を書き、折りたたんで箱に入れます。

対応する席には番号札を設置しておいてくじを引いたら席がどこなのかがわかりやすくなっていると親切です。
くじを作った時に対応する番号札を一緒に作っておきましょう。
幹事で席順の決定にくじを使う時はみんなが来るより早めに行って席に番号をつけるなどの用意をする必要があります。

あとは会場に来たみなさんにくじを引いてもらって盛り上がるだけです。

くじを使って座席を決める事の一番のメリットは、普段あまり接する事の無い人と接するチャンスを作れるという事です。
ですが反対に相性の悪い人と隣になってしまう事もあるかもしれませんから、頃合いを見計らって席替えをしてまた違う人と話す機会を作ると更に盛り上がります。

ちょっと凝った可愛いくじの作り方

くじは引ければいいという考えもありますが、手先が器用な方や、くじを引く時から特別感を出したい時にはくじの作り方にもこだわってみてください。

手の込んだくじならさらに盛り上がります

あまり手をかけずにくじを作ろうと思ったら切った紙に番号を書いて四つ折りにして抽選箱に入れる、という方法でもくじの機能としては十分ですが、用意する時間があるのなら折り方や形を変えてみると本格的なくじになります。

お店やお祭りでよく見かけるのは三角の形をした三角くじです。
紙の折り方を三角にするだけですが、抽選箱の中で開いてしまわないように糊付けしたり、枚数が多い時にはホチキスで止めると簡単です。
糊で付けた時、ひと手間ですが開きやすくするためにはミシン目を入れられるカッターで切り取り線を付けておくとくじを引いた人も、このくじは本格的だなと感じられます。

くじの中に書いてあることが見えないようにするのが目的なので、くじの形や折り方は自由です。

くじを引いた後に席の場所がとこかを示すために席に設置しておく番号札はみんなが見える物なので、可愛らしいカードを置いておくなどすると特別感が出ます。幹事であるあなたらしさが出るような形にすると心のこもった会だという事が参加者にも伝わります。

くじを作ったら抽選方法を考えよう、抽選箱の作り方

くじを作ったら、それを引く時の方法を考えてみましょう。
大抵はビニール袋や段ボールなどで作った箱の中にくじを入れてその中に手を入れてくじを一枚取るという方法で抽選します。

抽選箱も可愛い物を作って会場を盛り上げましょう。

手を入れる所に工夫をしましょう

使う人数にもよりますが抽選箱はある程度の強度があった方が良いです。
箱自体は潰れなくても手を入れるために開けた穴に不具合が出てしまいます。
くじを入れるのに手頃な大きさのダンボールを用意したら手を入れる穴を開けるのですが、穴を開けた場所の切り口がきれいでないと腕に引っかかって冬場だとセーターがほつれてしまったりすることもあります。

抽選箱に穴を開けたら、テープを使って穴の周りを補強しましょう。
本格的な抽選箱に挑戦したい時には開けた穴にキッチンの排水口につけるカバーを付けると抽選箱の中が見えなくなり手作りなのにすごいと感じてもらえるでしょう。

丈夫な厚紙の箱なら段ボールと比べて柔らかいので、穴をくりぬかずに「米」のような形で切り込みを入れると特別な道具が必要無く箱の中が見えない抽選箱ができます。

座席決めの前にも盛り上がれる、本格的なくじの作り方

くじの形態には抽選箱からくじを選んで出すだけではなく、様々な種類があります。
割りばしの先端に番号を書いた棒くじや、糸の先に番号を付けて糸を引いてもらう糸くじなど引き方はアイディア次第で無限大です。

本格的なくじを作ってみましょう

夜店や商業施設で見かけるくじに「エアーくじ」というのがあるのをご存知ですか。
大きな丸い機械の中にくじが舞っていて手を入れて引くあのくじです。

エアーくじを自分で作る事ができるのでご紹介します。

用意するものは段ボールとドライヤーと透明の半球の素材が二つです。
透明の半球はバラエティグッズを取り揃えている商業施設で売られていますが、家庭菜園で苗を寒さから守る時に使うプラスチック製の半球のカバーが扱いやすくお手頃かもしれません。

ダンボールは土台になります。
ドライヤーがすっぽり入るくらいの段ボールを用意して、風を送るための穴を開けます。透明の半球は一つには抽選する時に手を入れる穴を開けます。
完全に穴を開けてしまうと風を送った時にくじが出て来てしまうので放射状に切り込みを入れて風が循環できるようにします。
もう一つの半球にはドライヤーで風を入れるための穴を開けて段ボールの穴と合わせて固定して、上半分をかぶせて空気が漏れないようにテープでしっかりと固定します。

あとはドライヤーの冷風で球体の中に空気を送るとお店で見かけるエアーくじを作る事ができます。
少し手間がかかるのと、使う時には電源が必要にはなりますが、本格的なので参加者からは喜んでもらえるくじになるでしょう。

座席をくじで決める時に考えておきたい大切なルール

楽しい席でくじ引きによる席順を決めるのは場が盛り上がるので楽しいのですが、気を付けなくてはならない事もあります。

くじ引きで席を決めてはいけない人もいる

席順には上座と下座という場所があり、上座と呼ばれる、出入り口から遠い席は目上の人が座る席とされています。
反対に下座と言うのは出入り口に近い席で雑務をするのに適している席ですから幹事が座ると良いとされています。

全てをくじ引きによるシャッフルで決めてしまうと、下座に一番偉い人が座らなくてはならないという事態が引き起こされてしまう可能性があります。
気にしないという優しい上司もいるかもしれませんが、幹事としてはそういった気遣いをする事が大切です。
上司などの偉い人が出席する場合には上座を確認し、そこには一番偉い人が座るように最初から設定しておいて、その他の人にくじを引いてもらうようにしましょう。

上司が気さくな人で、自分もくじをしたいと言ってくれるかもしれないという時にはあらかじめくじを多めに作っておくと良いでしょう。

楽しいお食事会の席ですが、ルールを守ってみんなが心地よいものになるように幹事として頑張ってください。