磁石が取れない!くっついて取れなくなった磁石の外し方

日常生活の中で様々な場面で使われており、便利な生活と切っても切れない関係なのが磁石です。
磁石は鉄の部分があれば鉄を傷つける事なく物をくっ付ける事ができるのでとても便利です。
ひと口に磁石と言っても用途や強さは様々で使い方を誤ると思わぬ事故や磁石が外れないというハプニングが起きてしまいます。

私たちの生活になくてはならない磁石が外れなくなってしまった時の外し方や保管方法をご紹介します。

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磁石の種類を確認してみましょう

磁石というと鉄にくっつく物でそれ以上の事を考えて使う事はあまり無いかと思いますが、どれも同じように見える磁石にも種類があるのをご存知でしょうか。

フェライト磁石

一般的によく見かける磁石です。
学校で実験に使ったU型の磁石や、日常生活で冷蔵庫につけたりするために使われている磁石です。
原料は酸化鉄で生産する時にも扱いやすく、腐食に強い上磁気も安定しているので様々な場面で見かけます。

ラバーマグネット

子供の磁石絵本についている磁石というと分かりやすいかと思いますが、こちらはゴムにフェライトの粉末を混ぜ込んで作られた磁石です。
シート状で曲げても大丈夫な素材ですから子供の絵本の他にも、自動車免許を取り立てという事を周りの車に知らせる初心者マークに使われている磁石です。

ネオジム磁石

1984年に発明された比較的新しい磁石ですが、その磁力の強さは2020年現在では最強の磁石と言われています。
ネオジム磁石の原材料はその名の通り、ネオジムという金属が主成分となっています。
少量でもとても強い磁力を持っており、1㎝角程の小さなかけらでも5㎏程もある物体を持ち上げる事ができる程の強力な磁石です。

小さくても強力ですので、100円ショップでも強力磁石として販売されています。

磁石同士がくっついてしまった時の外し方

強い磁石同士がくっついてしまうと、なかなか取り外す事ができずにどうしてよいか途方に暮れてしまいます。

引きはがすのではなく「ずらす」という考え方で外す

強力な磁石同士がくっついてしまった時には、真逆の方向に引っ張って剥がすような外し方ではなかなか取れません。
まずは磁石の形状を確認してみましょう。

四角い磁石同士でくっついてしまっているのでしたら、片方の磁石の上下を反対にするようなイメージでずらすように回すとN極とS極が反対になりますので反発してうまく外れます。
机の端に磁石がくっついている箇所を当てて机からはみ出たほうの磁石を上から押すように力を加えるとやりやすいのでぜひお試しください。

丸い形状の磁石ですと四角い磁石のようにはいきません。
強さによっては素手でずらす事が難しいかもしれませんから、ペンチなどを使って磁石の間に道具を入れて力技で外します。
ですが、磁力が強いとせっかく外れたと思った時に再度S極とN極で引き合ってまた磁石がくっついてしまう事がありますので注意して外してください。

磁石が何かについてしまった時の外し方

磁石がくっついてしまうのは磁石同士だけではありません。

何か部品や飾りがついていると取りやすいのですが磁石だけが鉄板などにくっついてしまうと、外れなくなってしまう事があります。

目には目を、の外し方

鉄板に磁石が付いてしまって外れない時、付いてしまった鉄板に傷が付いてしまっても構わないのでしたら磁石と鉄板の間に何かを入れててこの原理で取るというやり方もあるのですが、磁石が付いている部分に傷を付けたくない時もあります。
そういった時にはついてしまった磁石よりも強い磁石を用意して、ついてしまった磁石を取るという目には目を、歯には歯をというようなやり方もあります。
この方法ですと、鉄板から磁石を取る事はできますが磁石から磁石を外す手間がかかる事があるかもしれません。
使う磁石にあらかじめ布を噛ませるなどのひと工夫をしてから取ると良いでしょう。

引いてダメならずらしてみる

強力な磁石を引っ張って外すのはとても大変ですから、ずらして取るという方法を試してみたいけれど、ずらしても外せる場所がない時には、ホームセンターなどで売られている養生テープを用意してください。
養生テープならある程度の粘着力があるけれど剥がしやすいので磁石が付いてしまった面に影響を及ぼしません。

磁石のそばに養生テープを貼ったらそのテープの上まで磁石をずらしてきます。
テープの上に磁石が乗ったらそのままそっと養生テープをはがすだけで取れなかった磁石を外せます。

最終手段!磁石の磁力を弱まらせる外し方

どうしても磁石が取れないけれどどうにかしたい時、思いつくのは磁石の磁力を消してしまえば良いと考えるのは自然な事でしょう。

磁石の磁力を弱めるためには

経年劣化という言葉を聞いた事はあるでしょうか。
磁石の磁力も経年劣化によって弱まりますが、私たちが日常で手にする磁石は経年劣化による磁力の現象が緩やかですので今すぐ磁石を外したい時には不向きでしょう。

磁石の磁力を弱まらせるために一つ有効なのは磁石を加熱する事です。加熱といってもちょっと温めるだけでは磁力は変化しません。
私たちが日常的に手にする一番強力な磁石のネオジム磁石では320℃、フェライト磁石では450℃が磁石の磁力が無くなるラインとされています。
磁石の温度をここまで上げるには磁石以外にもくっついてしまった場所も傷めてしまいますので、加熱によって磁力を弱まらせるという方法はあっても日常的には難しい事です。

ですから、磁石を使う時にはその時にくっつけば良いというだけではなく、外す時の事も考えて付ける事と、磁石同士がくっついてしまって離れないという事態を避けるような保管方法を考える事が大切なのです。

磁石の特性を理解して扱い方を変えましょう

便利な磁石ですが、使う時にはその磁石の特性を理解して使う事で外せなくなるという事を自分の手で抑える事が可能です。

強力な磁石の保管方法

磁石同士がくっついてしまう原因の一つとしては保管方法に問題がある事があるのですが、磁気が強い種類ならひと手間ですが磁石の間に木の板を挟むなどすると磁石同士がくっついてしまう事がなくなります。
すぐに使うのでしたら布でも良いのでしょうが布は保管状態によっては劣化して破けてしまい、磁石同士がくっついてしまう事になる可能性があります。

強すぎる磁石は磁力を調整をして使いましょう

また、磁石の力が強すぎると感じた時には、大きい物では無く小さい物に変える、ビニールテープを巻いて使うなどすると磁石の力を調整する事ができますから使う前に判断する事も重要です。

小さくても強力な磁石を小さなお子さまがいる過程で使う時には、誤飲してしまう恐れがあり大変危険ですので、小さなまま使うのはやめて、大きい部品と組み合わせる事によって誤飲や外せないという事態を防ぐ事ができます。

小さくても強力な磁石はとても便利ですが、使い方を誤ると外せなくなってせっかくの磁石を使う事ができなくなることもあります。
使う前にその磁石がどのくらいの強さなのかという事を理解して使い方や保管方法を判断する事でより便利に何度でも使う事ができます。