【小学生】宿題の他に提出する自学ノートはどうしたらいいのか

小学生の高学年になってくると、毎日の宿題の他に「自学ノート」という自主学習をまとめたノートを提出するように言われる事があります。
自学ノートの中身は、先生のやり方などによって違いがありますが、学校で習う事以外の事を学習してまとめても良いというケースもあります。

自由度が高いという事は、やりたい事が明確である場合や何をしたらいいのかが分かっている場合にはやる気が出るものですが、まったくの白紙から始まる時にはハードルが高くなってしまいます。

ここでは小学生の自学ノートのアイディアをご紹介していきます。

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小学生から始まる自学ノートとは

2020年現在、小学生の父母世代が突然「自学ノート」と言われても一体何のことかと首を傾げてしまいますが、近年では多くの小学校が自学ノートという勉強方法を取り入れてきています。
この自学ノートは小学校低学年から中学生までと幅広い年代において取り入れられている勉強法です。

簡単に言うと宿題の一種ではありますが、毎日出される宿題とはまた別の物で、自学ノートではテーマは自由で自分で好きな事を調べたり、自分に必要と思われる事を勉強し、学校に提出して先生がそのノートをチェックして返却するという流れが一般的です。

自学ノートを使って勉強を工夫してすると言う事が大切

初めて自学ノートに取り組む時や低学年の児童が自学ノートを使って勉強をする時には、親のアシストが必須になります。

学校によっても自学ノートのやり方については方法が様々ですが、同じ学校、学年でも先生によっては裁量が変わる傾向もあります。
中にはノートに余白を作らないようにしてびっしりととにかく勉強をしてくるようにと半ば強制的に自学ノートの提出を求める所もあると聞いた事があります。

自学ノートの提出を求められるようになったらどのように子供をアシストして行けばよいのかを考えていきましょう。

自学ノートで勉強をする前には目標を作ろう

自由度の高い自学ノートでの勉強を進めるうえで大切な事は「目標」を作る事です。
その目標によって自学ノートの作り方、進め方は大幅に変わりますし目標が無くては勉強の仕方も迷子になってしまいますので、自学ノートで何を学びたいのかという事を親子で一度話し合ってみると良いでしょう。

予習、復習

家で勉強するのならやはりこれではないでしょうか。

まず今日学校で何をして来たのかという事を振り返りながら、ノートを作ります。

授業中に先生が言っていた事をまとめてみたり、分からない所をノートに書きます。
先生の言っていた事をまとめるのなら授業も真剣に聞かなくてはなりませんから授業に身が入り一石二鳥です。

学校の勉強は、その時に習った事だけではなく場合によっては過去に習った事を遡って考える事もありますから、考え方を広げて勉強をすると良いでしょう。
今日習ってきたことを振り返り終わったら、明日の予習をします。

明日習う所で大切な所を今持っている知識を使って勉強するのですが、まず、習うであろう所の問題を一度解いてみて分からない所をチェックします。
その分からない所が自分にとっての大切な所という事ですから、明日の授業をしっかりと聞く事ができるという訳です。

こうして毎日の学習を繋げていきます。

テストの後にしたい事

テストが返された時、毎回100点だと良いのですが時には間違えてしまう事もあると思います。
間違えた問題をもう一度解き直してみましょう。

小学生でも見やすい自学ノートの作り方のコツ

自学ノートを使って勉強を進めるのでしたら、後から見返したときに読みやすいノートを作るようにしてみると、ノートを作るのも楽しくなります。

見やすいノートづくりの鉄則

先生によってはノートに余白を作らないで勉強するようにと言われるかもしれませんが、あまりにもキチキチに文字が書かれているノートは後から見返したときに見づらいという最大の難点が待ち構えている事があります。

本来見やすいノートとは適度に余白があり、気付いた事をメモする場所を残してあるノートと言われていますので、適度な余白は大切です。

ノートを作る時に大切にしたいのは色使い

全てを鉛筆で書いてしまってはどこが大切なのかが分かりづらく、あまりにも色を多用してしまうとどこが大切なのかが分かりづらくなってしまいますので、適度な色分けをするようにしましょう。
勉強する時に使う色は、最大でも4色くらいが適切と言われています。

よく、赤や黄色を使って勉強する事があるかと思いますが、勉強をする時には青が良いとされています。

青と言ってもあまりに深い青は黒に近く目立ちにくいので水色が良いです。水色は程よく目立ち、赤はよく興奮する色と言われますが、青は多用していても目から入って来る刺激が少ないので集中力が高まります。ノートを使って勉強する時には青も使ってみてください。

自学ノートは学年別でやれることを徐々に増やしていこう

自学ノートを使って勉強する時、まず当たる壁は何をしたらよいかという事です。
何をするかを考える時には子供の学年を一番に考慮してアドバイスするようにしましょう。

学年ごとに自学ノートでする事を変えていこう

低学年のうちは、厳格な自学ノートを作る事は難しいものです。

国語で習った事を活かすためには、絵日記を付ける事がおすすめです。
習った漢字を使いながら文章を構成し、絵を付けることで、絵と字の練習を兼ねる事ができます。

二年生くらいになると毎日漢字をたくさん習ってきますので、習った漢字の書き取りや算数では計算問題をノートにすると良いでしょう。
また、色々な事を発展させて勉強するのも自学ノートでの勉強として先生も関心してくれるかもしれませんから、教科書に出てきた言葉の意味を調べてみたり、四字熟語やことわざを調べてみてはいかがでしょうか。

算数は、習った所の復習はもちろんの事ですが、習った事を発展させるための応用問題に挑戦してみたり遊び心を持った学習をしてみると算数の楽しさに気付けます。
算数も探してみると生活に密着した事柄も多い物です。
習った単位を探してみたり、三角定規やコンパスなどを使って楽しい図形を書いてみたりと計算問題以外にも挑戦できることはたくさんあるので探してみてください。

他にも、地図を習ったら地図記号を色々と調べてみたり、世界の国旗を調べてみるのも楽しいです。
学校で習う事の応用が生活に密着した研究につながる事もありますから、子供が興味関心を持ちそうなことをアドバイスして親子で楽しみながら自主学習を進めるのも良いでしょう。

小学生の自学にはノートに一言添えてあげるなどの親の手助けが必要

仕事をしていると子供の学習面について関わる十分な時間を取る事ができないかもしれませんが、自学ノートを始めるようになったら最初は親も一緒にノートづくりに参加してあげるようにします。

小さなことから始める

いきなり大きなことをやり始めるのは大人でも大変な事ですから、まずは小さなことから始めて自学を習慣化させる事に注力しましょう。

まずは習った漢字を書き取る事から始めて自学に慣れる事です。

こうした小さな一歩をたくさん経験させる事で、子供は自分で何をするべきかを考える力をはぐくんでいきます。
そのためには、親も手助けとなる教材を探してくるなどと言った手助けが必要になります。

だんだん自学に慣れてくると、子供自身も今後の見通しが分かるようになってきます。

自学が板につくと自分から今日はこの勉強をして明日はどうするなどと、自ら予定を立てて勉強する事ができるようになります。
ここに至るまでには個人差もありますが、高学年くらいになると自分で予定を組んで勉強できるようになります。

子供が勉強した事を確認してやる気が出るようなコメントを付けるなどの親のアシストは大切になりますから、忙しい中でも子供のために少し時間を作れるように親も見通しを立てて一日の予定を組むことが大切です。